高周波技術に躍進する豊富な経験と実績による確かな技術の会社
回路基板も含め自社設計で様々なご要望に柔軟に対応します。
被加熱物の特性、加熱目的、消費電力などを考慮して、最適な高周波電源をご提案し設計・製作いたします。
たとえば、材料の一部局所的な加熱が必要であれば数十kWを１秒間程度出力する電源、あるいは、材料全体をムラなく均一に加熱するのであれば数kWを10秒間程度出力する電源といった具合になります。（電源容量は1kW～100kW程度まで実績あり）
また、製造ラインで同一形状の被加熱物を繰り返し加熱するために、高周波出力の立上りと立下りを高速化し、ON/OFF回数の制限が無い半導体リレーを使用した連続ON/OFF仕様にも対応可能です。
被加熱物の形状やサイズに合わせた加熱コイルを１から設計・製作します。
目的（焼き入れ／焼きなまし、熱間プレス、焼き嵌め、ろう付け、etc）に合わせた加熱特性を実現するため、
高周波電源の周波数や所要電力を計算し、合わせて加熱コイル形状を決定していきます。
しかし、実際の加熱工程では材料形状や加熱コイルとの距離の相違など計算しきれない要因が多々あります。
そうした要因については、創業以来の経験による補正計算や、試作と加熱試験の繰り返しで、
高周波電源と加熱コイルを含めたシステム全体として調整します。
材料の銅パイプ、真鍮継手、銀ろう材です。
材料を仮組してフラックスを塗布し、銀ろう材が加熱ポイントにくるようにセットします。
加熱時間約10秒で銀ろうが溶け込みました。フラックスの追加や、ろう材の手差しは不要です。
フラックスをお湯で洗い流しました。加熱時間が短いため酸化を抑制できます。
酸洗いにより、酸化部位を除去しました。
加熱コイル内に熱間プレスの材料になる200×50×9mmのフラットバー鋼をセットします。画像右下の温度計が示すように、加熱前の時点では28℃と常温です。
加熱を始めて40秒後、画像右下の温度計が900度超を示しています。キュリー点を超えていますが、まだ加熱できます。
さらに加熱を続けて50秒後に、1,000℃超まで上昇しました。
超硬ろう付や半田付け装置にとどまらず ギアの焼き入れや焼嵌め・焼鈍での使用や鍛造や溶解・溶着
塗装の乾燥・熱サイクルテスト機・ボンバーターゲッターフラッシュ・炉前予備加熱
リチウムイオン電源の引き出し銅板半田付け・LED電源の口金リード線の半田付け など様々な用途に対応致します